平成28年11月29日 (火)に紫波町赤石7区公民館で、敬老会「憩いの家」が開催されました。
紫波町赤石7区の地元住民約40名が参加して、血圧測定や紙芝居、さらには健康講座など行われました。
今回はその中の演目の一つとして琴古流紫波尺八同好会有志6名による尺八演奏と女性会員3名によるコーラスの演奏を行いました。
みなさま、なかなか生で聞くことができない尺八の音色に聞き入っている様子。
尺八を初めて聞いた方からは、「尺八のなんとも言われない哀愁のある音色を聴くことができて、感動しました。また、懐かしい唱歌も一緒に歌うことができてとっても楽しかった」とのお声も頂きました。
今回の演奏曲は、以下です。
・里の秋(コーラス) 作詞 斎藤信雄/作曲 海沼實
・荒城の月(コーラス) 作詞 土井晩翠/作曲 瀧廉太郎
・ふるさと(コーラス) 作詞 高野達之/作曲 岡野貞一
・紅葉(コーラス) 作詞 高野達之/作曲 岡野貞一
・鈴鹿(尺八のみ) 作曲 兼安洞童
最初の4曲は尺八とコーラスの演奏でした。どれも有名な曲でしたので参加者も一緒に口ずさみ、最後には会場で大合唱となる場面もありました。
参加者の中には時折、目をつぶり、とても懐かしむような顔や涙ぐむような表情ををされていたのが印象的でした。
予定していた曲を演奏し終わると、「アンコール!アンコール!」の声が。
ということで、アンコールとして2曲演奏しました。
やはりここはみなさまも歌える曲をと、最初にも演奏した「ふるさと」を参加者と一緒に合唱をしました。
その時の尺八演奏の動画がこちら。この時はみなさまが大きな声で歌ってくださり、会場の一体感を感じられた瞬間でした。
そして最後にこれぞ尺八という尺八古典本曲の雲井獅子を演奏しました。
その時の尺八演奏の動画がこちら。
雲井獅子の演奏が始まると、なかなか聞くことができない尺八独特の幽玄な音色に真剣に聞き入っている様子が伺えました。
琴古流紫波尺八同好会では、平成28年度は8月20日(土)に紫波町戦没者追悼式での尺八献笛や9月11日(日)開催の紫波町芸術祭での演奏を始め、長岡公民館・赤石地区敬老会でのボランティア演奏を行いました。
今後も地域貢献を果たしていく予定です。
また、今年最後となる平成28年12月25日(日)の15時30分からオガールプラザ広場で、年末チャリティーとして尺八ミニコンサートを予定しておりますので、多くの方々のお越しをお待ちしております。