自己紹介


玉山竹乗 師範

琴古流尺八 師範。盛岡竹友普門の会 会長。紫波尺八同好会 会長。

概略

三曲(筝・三絃・尺八)合奏のみならずピアノ・ヴァイオリン・二胡などの洋楽器との演奏会や地域のボランティア活動への参加など幅広く活躍中。また、地元中学校での授業の一環で尺八セミナー講師やNHK文化センターで講師を務めるなど精力的に後進の指導・育成に尽力中。

主な経歴

1950年 岩手県紫波町に農家の三男として誕生。
1973年 大学卒業後、県内の団体に就職。
1979年 第1回市民尺八基礎講座を受講し、下屋敷竹泉師匠に師事。
1980年 盛岡竹友会設立、第1期生として入会。
1990年 師範免状を免許。(竹号:竹乗)
1990年 紫波尺八同好会(紫波教室)を設立、紫波町芸術祭等に出演。
1992年 開軒師範を取得。
2005年 竹泉師匠より引き継ぎ、盛岡竹友会会長に就任。
2005年 琴古流 盛岡竹友会創立25周年記念演奏会を開催。
2007年 NHK盛岡文化センター(NHK教室)で第1回尺八基礎講座を開講。
2007年 竹泉師匠より城南尺八クラブ(城南教室)を継承。
2008年 琴古流 盛岡竹友会から盛岡竹友普門の会に名称を改称。
2010年 琴古流 盛岡竹友普門の会・竹乗師範尺八歴30周年記念演奏会を開催。
2012年 曹洞宗広澤寺にて東日本大震災一周忌追善献笛を御詠歌会員と合同で実施。
2012年 紫波中央駅前オガールプラザ広場でチャリテーコンサートを実施。
2015年 琴古流 盛岡竹友普門の会・竹乗師範尺八歴35周年記念演奏会を開催。
2016年 紫波中央駅前オガールプラザ広場で熊本地震チャリテーコンサートを実施。

尺八との出会い

私が尺八を始めた経過は、紫波町の生家に戦死した叔父が吹いたと言われていた一尺6寸管の尺八があって、子供の頃に吹こうとしても音を出せなかったのを気にかけていたところ、就職・結婚後に盛岡市在住当時、下屋敷竹泉師匠が新日鉄釜石を退職し、昭和54年7月盛岡市広報に「第1回市民尺八講座募集案内」を掲載したことから、これはと思い受講申込みしたのがきっかけでした。

その翌年4月、久慈市に転勤となりましたが、3年の間、毎週土曜日午後に仕事が終わってから往復6時間かけて、盛岡市内の師匠の稽古場へ通うほどに、尺八の魅力に夢中になったのでした。

出会いとは不思議な縁だと感じますが、竹泉師匠の吹く尺八の幽玄な音色に惹かれ、自分もその音色に近付きたいとの思いで、35年も続けてこられたのが夢のようであり、苦しい時も悲しい時も尺八が側にあったことで乗り越えてこられたと、今では本当に尺八をやってきて良かったと思っています。